キリスト教医療宣教学と統合医療の視点からイエス・キリストの癒しの働きを深く探究した学術書 『イエス・キリストの三位一体的癒しの宣教の働き(統合医療的視点)』が新たに刊行された。

『三位一体による正しい統合神学シリーズ』の一環として企画された本書は、父・子・聖霊の三位一体的観点からイエス・キリストの癒しの宣教の働きをあらためて照らし出し、現代の医療宣教の現場における具体的な実践方策を提示している。チョ・ヒョンヨン博士、パク・ウヒョン博士、チョン・セイル博士の3名の共著者は、レスリー・ニュービギンの三位一体的宣教概念に基づき、イエス・キリストの癒しの働きが単なる身体的回復を超える全人的な癒しと救いの過程であることを力強く論じている。
特に本書は、現代医学の統合的アプローチと聖書的癒しの働きの原理を有機的に結び付け、宣教的な教会が進むべき明確な方向性を示す点で注目されている。本文は全7章で構成され、三位一体の神に関する聖書的理解に始まり、神の宣教とイエス・キリストの来たり、尋ね求めること、聖霊による癒しの宣教の働きとの関係性などを体系的に扱っている。
著者らは贖罪的な救いの働きだけでなく、身体的、信仰的、社会的な癒しの働きを網羅し、全人的な贖いと癒しの宣教の働きの分類を試みた。さらに正しい聖書的癒しの宣教の実践を扱う後半では、聖書教育と癒しの祈り、信仰カウンセリングの働きに加え、統合医療の適用や各種の医療支援、医薬品支援プログラム、定期的な支援など、宣教現場で直ちに適用できる具体的な方法論を提示している。
出版業界や宗教界は、本書が神学者をはじめ医療従事者、宣教師、牧会者など多様な読者層に深い示唆を与える内容で構成されていると評価した。現代の宣教現場に最適化された適用モデルを提示することで、教会がキリストのからだとしてこの世界における癒しと回復の働きを十分に担えるように支援する貴重な指針書となることが期待されている。
目次
執筆にあたって
第Ⅰ章 三位一体の神に関する聖書的理解 01
1. 「聖書的三位一体」をなぜ知るべきか? 3
1) なぜ:三位一体を説明できないのか? 15
2) 三位一体の信仰告白:考古学的証拠 20
3) 三位一体の神:どのように説明するのが正しいか? 31
2. 三位一体の神の位格間の一致の法的関係性 38
3. 三位一体の神の属性と自己啓示 71
第Ⅱ章 神の宣教:遣わし(Missio Dei)と
イエス・キリストの「来たり、尋ね求めること」:宣教的意味と礼拝 91
1. 神の宣教:遣わし(Missio Dei)とは何か? 92
2. イエス・キリストの「来たり、尋ね求めること」に対する
宣教的意味と救済史的関係 149
3. イエス・キリストの宣教的礼拝と適用 158
第Ⅲ章 神の力と能力を通した
イエス・キリストと聖霊の癒しの宣教の働きの関係性 179
1. 旧約の働きの理解:神の力と能力 180
2. 新約の働きの理解:神の力と能力 215
3. 「神の力と能力」を通した
イエス・キリストと聖霊の三位一体的癒しの宣教の働き 234
第Ⅳ章 イエス・キリストの
贖罪の働きの中での癒しの宣教の働き 257
1. 三位一体の神の贖いの働きにおける
癒しの宣教の働きと役割 258
2. 不従順と疾病:因果関係 270
3. イエス・キリストの贖罪の働きにおける癒しの宣教の働き 280
4. ルカ福音書の観点から見た癒しの宣教 288
5. 罪と疾病に対する聖書的概念と医学的関連性 315
第Ⅴ章 イエス・キリストの贖いと癒しの宣教の働きの分類 373
1. 贖罪的救いの働き 373
2. 身体的癒しの働き 379
3. 信仰的癒しの働き 381
4. 社会的癒しの働き 384
5. 結論:全人的(holistic, wholistic)な贖いと癒しの宣教の働き 388
第Ⅵ章 正しい聖書的癒しの宣教の働きの実践 401
1. 正しい三位一体的癒しの宣教の働きに対する方向提示 401
2. 癒しの宣教の働きの現場に適用できる多様な方法論と実践 428
1) 癒しの宣教の働きの重要性と必要性:聖書教育··癒しの祈り 428
2) 信仰カウンセリングの働き 446
3) 統合医療の適用および各種の医療支援 448
4) 医薬品支援プログラム 463
5) 定期的支援(ドネーション) 465
第Ⅶ章 おわりに 471

